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投稿者 スレッド
monoru
投稿日時: 2009-10-6 18:47
管理人
登録日: 2008-4-5
居住地:
投稿: 9
ウィークタイズ
weak ties (ウィークタイズ)

意味は直訳で「ゆるく結んだネクタイ」という。

ただこの言葉はかなり幅広く使用されていて、「ゆるやかな人間関係」とか、
ニートなど引きこもりの人達への社会参加に使用されたりと、最近よく耳にする言葉だ。
そんな中で、私の好きな解釈は、
「ごくまれにしか会わない人だが、大きなヒントや、インパクトを与えてくれる人との関係」という解釈だ。

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はてさて、また関係のないタイトルで引っ張ってしまったけど、
今回も、1963年(昭和38年)の私の冒険記、「ひとりぼちの旅行」の続編です。

16歳になった高校1年の夏休み、取り立ての原付免許証を手にし、山形から一人バイクで富士山へ向けて旅立ったのだった。

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「一人ぼちの旅行-4」


(写真は、箱根十国峠より見渡した芦ノ湖。晴れていれば奥に富士山が望める)

【計画変更す】
翌日8月2日。朝7時半に眼が覚めた。
ぐっすり眠ったせいか昨日のあの悲惨な疲れが嘘のように消えていた。
それに何よりも嬉しかったことは、雲一つない好天に恵まれていることだった。
朝飯も全部平らげ、それでも足りないくらいであった。
できれば昨夜の料理も出してもらいたいとさえ思った。

頭の痛みも、熱さえも消えている。
腹いっぱい食べ終わってから、上山の家に初めての手紙を書いた。
家族の今回の僕の行動への驚きと怒りの姿が眼に浮かぶ。
悪いことしたなぁ、と思いながらも、こんな離れたところから書く手紙に、不思議な興奮さえ覚えた。

旅館のおかみさんに厚く礼をいい、一泊の宿泊料金650円を払い、9時半頃に2日目の目的地、霞ヶ浦湖畔へと向かったのだった。
晴れ渡った空を見ながらバイクで走るってこんなに気持ちのいいものなのだ。
太陽の光を浴びながら、風は快く頬をなでていく。
しばらくすると、太平洋が美しい色で顔を出してくれた。
海岸線に沿ってのバイク旅行も、天気の良い日なら最高である。
本来なら、昨日の宿泊地であった大洋村の海岸で少し遊んでから、目的地の霞ヶ浦へと向かった。
早く着いて、濡れた衣類を干したかった。

潮来を通り佐原を通って伊佐部村という所でキャンプに適したところはないかと聞いたが、良い所はないという。
それなら「千葉の木更津に行ってみろ」と逆に勧められた。
霞ヶ浦に泊まる予定を変更し、僕は千葉県へと向かった。
途中成田山神社の脇の道路を通ったので、参拝し50円のお守りを買った。
千葉に向かう途中、昼食用にと買った50円のぶどうパンを荷台のひもにはさんで走っていたのが、食べようと思ってバイクを停めると、落としてしまっていてなくなっていた。
千葉市内に入ったが、水戸市のときと同じく道路が入り組んでいてややこしく、持参した地図では役に立たなかった。
こういうときは人に尋ねるのが一番である。
僕は無理をして標準語に近い言葉を使うように心がけたせいか、山形弁が抜けて徐々に標準語が板についてきていた。
やっとの思いで千葉市街を抜けたが、こんなところでこの有様じゃ東京はきっと無理に違いないと本気で思った。

夕方になって、木更津には着いたが、キャンプに適したところが見つからない。
探し回っている内に夜になってしまい、午後7時を回ってしまった。
困った。それにかなり疲れてしまった。
また人に尋ねることにする。
20キロ先に富津というキャンプ村があるといった。
疲れてはいたが、月も明るいので行くことに決めた。

富津のキャンプ村に着いたのが夜の8時10分だった。
すぐにテントを建てることにした。
家で一人でテントを建てる練習を重ねてきたので難しいことなんかない。
ただこれからご飯を炊くのが面倒なので、かわりに近くの出店でスイカを買ってきて食べることにした。
今年初めて食べるスイカだったが、きわめてうまくなかった。
かなり大きなキャンプ村らしく、あちらこちらにテントが建っている。
それに夜更けまで音楽や笑い声や話し声が方々から聞こえてきた。
日記をつけ、明日の予定を検討してから眠りに着いたが、テントに一人で寝るのは初めてのことだった。
新しいテントの香りがぷ〜んと鼻を突いてきた。
(次号へ)
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